本学教員のGOTO AKI准教授の写真展です。
「TERRA 2024 -身体と空間-」は、日本の自然風景を惑星・地球の胎動として捉えた「terra」(キヤノンギャラリー S 2019 他)の延長線上にある写真展です。
撮影を継続する中で、海中の山、湖の水中に点在する木々、地中からの湧水など、名もなき動体としての風景へ関心が向かいました。
変容する自然をあるがままに受け入れ、身体をセンサーとして感じる何かを縁として自然風景にレンズを向けると、抽象画のように全体と部分が反転し続けるようなイメージを見出すことがあります。
本展では、我々を囲む自然風景を別の角度から照らし出し、写真的な視覚体験の広がりを提示します。
▼キヤノンギャラリー銀座
2024.6.4 (火) - 6.15 (土)
10:30〜18:30/日曜・月曜・祝日休館/入場無料
〒104-0061
東京都中央区銀座3-9-7 トレランス銀座ビルディング1F
【銀座ギャラリートーク】
6月8日 (土) 14:00〜 GOTO AKI × 小高美穂(キュレーター/本学講師)
小髙美穂
インディペンデントキュレーター。1980年神奈川県生まれ。上智大学英文学科卒業後、Falmouth Collage of Arts写真学科、修士課程修了(イギリス)。フォトエディターやギャラリー勤務を経て2012年より独立。写真を中心とする展覧会のキュレーションや、展覧会コーディネーション、執筆を中心に、日本と世界をつなぐ様々なフィールドで活動している。
これまで関わった主な展覧会のコーディネーションに「マリオ・ジャコメッリ展」(2013年、東京都写真美術館)、キュレーションに東京国際写真祭(2015年、東京、城南島)、T3 Photo Festival(共同キュレーション、2017年、上野公園)、「家族系統樹」(2019年、表参道画廊)、戸田建設とT3 Photo Festivalとの共同プロジェクト「Tokyo Dialogue」(2022年-2024年)などがある。また2015年より国際写真賞「Prix Pictet」の東京巡回展、Prix Pictet Japan Awardのコーディネーションおよびキュレーションを担当している。日本大学芸術学部写真学科非常勤講師。
GOTO AKI
写真家。1972年川崎市生まれ。1993~94年の世界一周の旅から今日まで56カ国を巡る。株式会社丸紅にて天然ガスパイプライン輸送ビジネスに携わった後、東京綜合写真専門学校へ入学。鈴木清氏、小林のりお氏に学ぶ。現在、日本の風景をモチーフに地生命の胎動を捉える創作を続け、新たな風景写真を生み出している。写真展・写真集「terra」(キヤノンギャラリーS・赤々舎、2019)にて、2020年日本写真協会賞新人賞受賞。写真展に「event horizon —事象の地平線—」(ふげん社、2021)「写真家はどこから来てどこへ向かうのか—世界を歩き、地球を変換する写真」(二人展・Gallery Forest、2021)他。日本大学芸術学部准教授、武蔵野美術大学造形構想学部非常勤講師。 http//gotoaki.com
▼キヤノンギャラリー大阪
2024.7.30(火) - 8.10 (土)
10:00〜18:00/日曜・月曜・祝日休館/入場無料
〒530-0005
大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト1F
大阪ギャラリートーク : 8月3日 (土) 16:00〜 GOTO AKI