【最終学歴】
日本大学芸術学部写真学科卒業
【主な担当科目】
写真基礎演習Ⅰ・写真基礎演習Ⅲ・ゼミナール・写真技術Ⅱ・写真技術Ⅵ・フォトグラフィⅡ(デザイン学科用)
▼教育方針と内容
【教育方針】
今までに広告制作会社勤務のほか、海外の博物館、研究機関に在籍した。これによりスタジオ撮影からドキュメンタリー、記録写真までさまざまな内容の写真を手がけた。以上の経験により学生の多種多様な興味や方向性に対して具体的に助言、指導する。
<写真基礎演習 Ⅰ>
基礎的な技術と理論の習得をくりかえし徹底的におこなって覚える。撮影だけでなく、知的好奇心を持って写真を見ることの重要性をよく認識する。写真家としての初歩的な教養を身につける。
<写真基礎演習 Ⅲ>
ドキュメンタリー写真のさまざまな表現や方法論に触れ、自分の作品で個性豊かな表現をめざす。一年を通じて取り組むことができる自主的なテーマを定め、これを継続して制作することで、作品制作に必須のタフな力を身につける。
<ゼミナール>
広義のドキュメンタリー写真全般を扱う。作品を意識的に見ることにより、写真の内容を批評的に読み解き、取り扱う能力を養う。質の高い卒業制作を求めて、くりかえしプレゼンテーション、討論、面談をおこない内容を深化させる。
<フォトグラフィⅡ>
いろいろな写真制作を体験して現在の写真術について理解し、自分の作品に役立てる。教員が実際にデザイナーと共同で仕事をしてきた視点から講義するので、写真家とデザイナーの良好なチームワークについても考えてもらうきっかけにする。
すべての授業を通じて重視することは、撮影行為だけではなく写真を多く見ることにも力を注ぎ、鑑賞の質を高めること。さらに撮影以後のプロセス(写真の選択、編集、構成、展示)にも意識を配り、自分の作品についてきちんと語り、プレゼンテーションする能力を高めること。以上をもって写真家としての総合力の向上をめざす。
▼研究/創作/領域・業績
【創作】
主な〈個展〉
・「駅・雑踏・トラム」2018/ソニーイメージングギャラリー
・「ジェニファーの結婚式・モゴの結婚記念日」2017/ギャラリーストークス
・「窓の向こうに」2015/ギャラリーストークス
・「タイ山岳民族の村から」2007/ナガサキピースミュージアム
・「ビルマの人」2000/コダックフォトサロン
・「一期一会」1991/視丘撮影美術館(台湾)
主な〈民族誌映像〉
・「森の再生 言葉の再生(英語名CHONG Endangered Language)」2013/ International Mother Language Day(マヒドン大学サラヤ校舎 タイ NPO法人メコン・ウォッチ共同制作)
・「地域のタネを守る」2012/国際有機農業映画祭(NPO法人メコン・ウォッチ共同制作)
・「ソンクラーン 新年を迎える儀式 タイ チェンマイ」2012/(金沢大学共同制作)
・「シェコヴェ サラテヴェ 砂を盛り あずまやを作る」2012/(金沢大学共同制作)
【社会活動】
日本写真芸術学会会員/日本写真協会会員/東京都写真美術館外部評価委員会委員