【最終学歴】
日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程芸術専攻単位取得退学
【主な担当科目】
写真基礎演習 I・写真作家作品研究Ⅴ/Ⅵ・写真基礎演習Ⅲ・ゼミナール
▼教育方針と内容
【写真基礎演習I】
写真基礎演習Iでは、2年時以降の授業および自主的な制作活動に必要な写真の基礎知識と技術の習得に重点を置く。その他、今後写真に主体的に取り組む姿勢を持つこと、多様な写真を見て視野を拡げ、写真について考えること、自らの表現テーマを模索して作品にまとめることなどを目標とする。
【写真作家作品研究Ⅲ】
写真作家作品研究Ⅲでは、現在実際に作品制作を行うに際して関連性が強いと考えられる第二次世界大戦後の日本、及び1960年代以降現代に至る世界の写真表現における主要な作家・作品や表現傾向等の現状についての知識と、課題レポート作成を通した初歩的な作品表現やコンセプト分析、及び資料調査の方法論の習得と目標とする。
【写真基礎演習Ⅲ】
1・2年次で習得してきた基礎的知識や技術をもとに、それを拡大させながら、自らの表現テーマを探求し、作品をポートフォリオとして完成させる過程を通して表現内容の深化を目標とする。
▼研究/創作/領域・業績
主に近・現代作品を対象とした、受容の側面からの写真という表現形式の考察。及びその実践としての創作活動。
<学会発表>
・写真の形式分析の可能性に関する試論(1997)
・写真における受容者の位置(2001)
・American PhotographsとThe Americans-比較と分析の試み-(2002)
・比較と形式分析の試み-ベッヒャーの作品を中心に-(2003)
<論文>
・写真に於ける資格経験の構造に関する一考察(1997)
・近代写真の概念規定及びその時代区分に関する一考察-日本近代写真の位置-(2000)
・写真における作者の存在とその機能に関する一考察(2001)
・写真における差異と反復に関する一考察 エクリチュールとしての写真-(2003)
・写真表現における記憶の機能に関する一考察(2008)
<創作>
・A View of MM21 ―a Survey―(2002)
・Berlin(2007)他多数
<著書>
・『芸術・メディアの視座』共著(2005)
<その他>
・日本大学平成18年度長期海外派遣研究員(2006〜2007)
【社会活動】
日本写真芸術学会理事/日本映像学会